男鹿半島(秋田)の魅力 その2

赤神神社

男鹿半島の西側にある、赤鬼伝説にまつわる神社。

社殿までは999段の階段があると言います
なぜ999段なのかという話は後ほどにして、
運動不足の体に鞭打って登ってみることに

登り始めてすぐに思うことは
「もはやどれが一段になるのかわからない。。。。」

実はこの999段の階段にはこんな伝説が残っています。

昔々中国の漢という国に武帝という人がいました。

武帝は5匹の鬼を家来として使っていました。
そしてその鬼を引き連れて男鹿にやってきました。

ある日のこと、5匹の鬼が集まって
「どうか1日だけでもいいから、私たちに休みをください」
と武帝に頼みました。武帝は普段よく働く鬼たちのことだから
「それならば正月十五日は、たった一日だけ休みを与えよう」と許しました。
喜んだ鬼たちは初めて人間の社会に出れる嬉しさでいっぱいになりました。

そこで鬼たちは村の畑作物や家畜、しまいには美しい娘たちまでさらって行ってしまいました。
それに憤慨した村の人たちは鬼を退治しようと決心して、武器を持って鬼退治に行きました。
しかし、力のある鬼たちに散々な目に遭わされてしまい、
鬼たちはますます力を振るって乱暴をするようになりました。

困り果てた村の人たちは武帝にお願いをすることにしました。

「毎年一人づつ鬼たちに

娘を差し上げます。その代わりに鬼たちに五社堂まで一夜のうちに、そして一番鶏の鳴く前に千段の石段を築くようにしてほしい。
万が一これができなかった時は、村へは二度と降りてこないでほしい」

村の人たちの考えでは、いくら怪力の鬼たちでも流石に一夜のうちに千段の石段を作る事は出来ないだろうと思っていました。

一方鬼たちは日がくれるのを待って石段作りに取り掛かりました。
鬼たちは大きな岩を抱え、あれよあれよという間に、石段を積み上げていきました。

これでは一番鶏が鳴く前に出来上がってしまいそうなので、慌てた村民は、ものまねのうまい天邪鬼に頼みました。

鬼たちが999段まで積み上げあと一段というところで、
天邪鬼に鳥の鳴き声の「コケコッコー」とやってもらいました。

すると鬼たちは跳ね上がって驚きました。
やがて驚きが怒りに変わり、ブルブル身を震わせ
髪を振り立て側に生えていた千年杉の大樹を持ち上げると、大地につきさし山へと帰っていきました。

それからというもの再び鬼が村に現れる事はなくなりました。

という事でできた999段、
登るのなかなかしんどいですね。

鬼さんもう少し丁寧な仕事っぷりを期待します笑

途中でもう一つの鳥居が現れました。
この辺から空気がスーンとした
清涼感のあるものに変わってきました。

井戸も発見。
覗き込んで自分の姿が歪んでいた場合は寿命の終わりが近いとされる井戸です。ちょっと怖い。

そうしてようやく社殿に到達。
物語の通りの五社があり、中心が赤神神社でした。

心地よい気が流れる領域でした。
あー癒される。

右の社務所には鬼が大地に突き刺した大樹も見ることができました。

秋田に流れる伝説に触れる旅路に☕️