坂口 陽 一級建築士事務所ができるまで その1

2020年

まずは建築設計として仕事をお受けできるように
事務所登録が完了しました。

これまでは設計のアドバイスや家具のデザイン等では
お手伝いしてきましたが、きっちり建築家として
仕事を受けるようになります。

今後ともよろしくおがいします。

折角なので私が建築家になるまでのお話を少し

1.実は化学者になろうとしていた学生時代

実は大学時代は環境分析化学というものを専門に学んでいました。
細かくいえば車から出てくる排気ガスの分析をしていました。

なぜそんな分野にいたかという話しますをと
私が幼少の頃、1994年くらいから10年ほど父が英国へ単身赴任していまして、
1996年から1997年に母姉兄を日本に残して、私だけが父のもとへ1年間留学しました。

平日の月から金は英国人の家にホームステイし現地校へ通い
土日は父の家に戻り、日本人学校へ通う

そんな生活をして1年間過ごしました。

住んでいた街は ミルトンキーンズという街

最近だと渋野選手がメジャー優勝したゴルフ場として名前が出たり
近くにシルバーストーンという名門のレースコースがあり、
ホンダのF1チームのエンジニアが住う街としても名前が出てきます。

みなさんが持つ英国のイメージは
クラシックな中高層建築に囲まれた
ロンドンのイメージが強いかもしれませんが、
このミルトンキーンズは比較的近代的に作られた計画都市で
道路が碁盤の目になっており
全ての道路には中央分離帯には緑の花木が豊富にうわっています。

自然と共存する街だったのです。

また電線も日本のように柱上配線ではなく地中に隠れています。

碁盤の区画は全てが住宅や生活ゾーンではなく
区画がまるまる巨大な林と公園になっていたりします。

その街に住んだ時に素直に思った感覚が
「ここは空が広い」でした。

街でありながら自然と共存している心地よさをすごく感じたのです。

父にとっても印象深かったのか「空が広いとお前はよく言っていた」と言われます

話が進んで
1997年夏 日本に帰ってきた時、
母親に誘われてみた映画が「モノノケヒメ」でした。

モノノケヒメ?

当時の私には日本の情報が全くなかったので、どんな字を書くのかも
どんな映画なのかも(もちろん予告も見ていない)知らずに
ただただ連れられるまま映画館へ行きました。

そしてその世界観に驚愕しました。

ここで頭の中で
英国で感じたの「空が広く気持ち良い感覚」と
もののけ姫でアシタカの「森とたたら場 双方生きる道はないのか!」

胸に響いて 溶けました。

自分の道をここに感じました。と言ってもその当時はほんわかいいな〜と思ったくらいだと思いますが、時間をかけて自分の中の軸が強くなっていく、その核がこの瞬間できたと思います。

環境問題へ取り組むための道は複数ありました。

政治的なアプローチ
法規的アプローチ
科学的アプローチ

自分の中で納得感があったのが3つ目の科学的アプローチでした。

そこで化学を専攻し大学を受験しました。
真実を追求する化学からアプローチすれば”正しい未来”が描けると思ったのです。

ということで大学では環境分析化学という分野で勉強をしていました。

ところが。。。。。。

へ続く