建築家青木淳さんの建築。

都内で際立つ、有機曲線ビル
7種類の窓を使って、程よく無秩序に配置されている。
青木淳さんのサイトで紹介されている
「できる限りきちんと描こうとしたフリーハンド」という表現が好き。

基本的に窓などの既製品は直線で作られているもの。
それをどのように曲線に見せているかがとても面白い

周りにある建築が直線で構成されているからよりそのコントラストが美しい
この曲線のビルだらけの世界があっても覗いてみたいものだが。

設計をするときに、この窓のサッシを目立たせずに、
壁の中に引き込み、壁が四角く切り取られただけのように見せる
これは意外と施工が難しい
正確にいうと、日本の物づくりにおける「安全性」「安心性」を満たす事が
難しい。
だからこそ建築家がこうしてトライする事に意味があり
それに伴い建築技術も向上していくのだと感じる。

しかし不思議な光景。

地上階は足元から20センチ上がった位置に下端が持ってこられていて、バランスが美しい。

アプローチも当然有機的曲線で作られている。

近く通った際はぜひ見てほしい。