
横浜の伊勢佐木町は20世紀初頭の日本における銀座に並ぶ繁華街。
その立地に当時 世界の統一基準としてバウハウスから発信された
インターナショナルスタイルの建築が建てられた。
不二家の一号店である。
建築家はアントニーレーモンド

ガラスブロックを使ったファザードが上部と左半面に施され、
外観に一定のリズムを持った調和とバランスが保たれている。

この建物を見てまさか戦前から建っていると思う人は少ないはず。
竣工は1937年 第二次世界大戦の始まる2年前のことだ。
地下はビア・ホール
1階が洋菓子販売と喫茶室
2階がレストラン
3階が中華料理
4階はステージ付き大宴会場
5階は高級サロン“スターサロン”だったという。
まさに当時の優雅でモダンな社交場であった。
そんな当時の風景を想像しながら一見して頂くのをお勧めする。