秋田市立体育館 渡辺豊和(秋田)

縄文首都のオリンピアというコンセプトに建築された1994年竣工の建築です。

RCと金属瓦を使った曲線屋根が非常に独特の雰囲気を作っています。

RCの構造部分は曲線も描き、古代のオリンピアのような雰囲気を

そして曲線を描く、金属の光沢を放つ屋根は近代的な首都の雰囲気を放つように
計画されたように感じます。

間取りは

四角いメインアリーナの外 外壁面に沿って廊下が配置されており、

メインアリーナと廊下の間に必要な居室が取られています。

また、左下には楕円の多目的ホール(上階はサブアリーナ)が併設されており

なか廊下でメインアリーナ棟と接続されています。

このサブアリーナが外観的に変化をもたらせていて、全体のバランスを

良い意味で崩しています。

メインアリーナは入ってみるとかなり大きく、天井はトラスを使った

鉄骨造で大スパンを飛ばしています。

平面図で見ると四角いメインアリーナですが

写真の通り、段を挙げた位置に客席を配置し、

その下に書く必要な設備室や居室を設けていることがわかります。
(これはアリーナとかではよく使われる手法なのかな?)

メインアリーナを加工廊下の梁はいろんなアーチに加工されており、

飽きさせない空間作りがされていると感じました。

オリンピアというコンセプトだからなのか

細部はシンプルだからなのか

ここまでいろんな形状の窓や梁を混ぜても、うるさい印象にはなっていません。

サブアリーナも鉄骨屋根で飛ばした、メインと近い構造。

最後にメインエントランスですが、

大きな吹き抜けを設けて、コンクリートの階段と柱を見せることで

強く逞しい印象を与えていました。

コロッセオなんかと近い雰囲気でしょうか。

ここもCB(コンクリートブロック)を使った化粧などがされており、

他に見ない面白いデコレーションがされていました。

建築が好きだと、思わず立ち止まっちゃうような外観をしているので

秋田に行くことがあったら見に行くと楽しめると思います。